切り花をお部屋に飾りたい!まずは何から準備したらいい?
部屋にお花を飾り、季節を感じられる暮らしがしたい。いざ花を飾りたいと思っても、何が必要で何から始めていいかわからない… そんなお花初心者の方に、最初に揃えておきたいアイテムとお花を飾る前準備をアドバイスいたします。
切り花を飾るのに必要な道具とは?
必要な道具やあると便利なアイテムをご紹介いたします。
花瓶
花瓶は活ける花の分量にあった大きさのものを選びましょう。定期便にはいろいろなプランがあり、お花の本数も違います。大き過ぎても、小さ過ぎてもバランスが悪くなります。
3本から5本くらいのお花の本数ですと口径4cm〜6cm程度、 6本から10本くらいですと口径10cm前後、それ以上は10cm以上のものを目安に選んでみてください。 お花の茎の太さや分量によって、違いますのであくまでも目安のサイズです。
初心者の方は小ぶりなサイズがおすすめです。慣れてきたらお気に入りの花瓶を徐々に増やし無理をしないことが長続きする秘訣です。また花瓶が汚れているとバクテリアは瞬く間に繁殖します。バクテリアは導管を詰まらせ茎を腐敗させてしまいます。花瓶は、除菌効果のある台所用洗剤などできれいに洗い、常に清潔を保ちましょう。
花専用のハサミ
お花専用の切り花がカットできるハサミを準備します。
切り花の日持ちは、ハサミの切れ味が大きく影響します。紙やひもなどを切るクラフトハサミやキッチンバサミなどは、水揚げ時に切り花の生命線である導管をつぶしてしまい水の吸い上げが悪くなります。お花を長持ちさせるには、花専用のハサミは必須となります。
バケツ
お花を手入れのひとつ、【水切り】をするために使います。バケツにたくさんの水を張り、その水の中で茎をカットする処理を水切りと言います。茎の先端から2~3cmのところを水中で斜めにカットし1時間程そのまま水に浸けておきます。これはバクテリアを取り除き、切り口をきれいにしてお花が水を吸い上げるための大事な手入れとなります。浅く水を張ったところよりも、なるべく深いところで茎を切るほうが効果的に水が上がります。作業がしやすいようになるべく口が広い深めのバケツがおすすめですが、大きめのボウルなどでも代用できます。
霧吹き
あると便利なアイテムです。植物の呼吸を調整する気孔は、葉の裏側に集中しています。植物の頭を真下に向け、葉裏に霧吹きをすることで、葉からの蒸散を防ぎ水揚げを促します。
切り花の寿命はどのくらい?
切り花の寿命は花の種類や季節、管理方法によって異なります。目安としては、春や秋は1週間〜10日、暑さが厳しい夏は3~5日、冬は10日〜2週間程度。切り花は、気温が低いほうが長持ちします。環境に注意し、こまめなお手入れにより寿命を延ばすことができます。
栄養剤や延命剤を活用しよう
切り花栄養剤を入れることによって、お花が長持ちします。花瓶に入れるだけで固いつぼみまで咲き花色も鮮やかになります。ぬめりの原因であるバクテリアの繁殖も防いでくれるので、とても有難いアイテムです。根のない切り花にとって必要不可欠なものは【水と養分】です。
より切り花を長く楽しむためには、バクテリアの繁殖も防ぎ、必要な栄養を補給してくれる切り花栄養剤がおすすめです。
栄養剤の特徴
この栄養剤は、お花がきれいに咲くための糖分とバクテリアの繁殖を防ぐための抗菌剤が含まれている保水剤です。お花も栄養を補うことが必要なので、これを使うことによって日持ちが良くなり、美しいお花の開花を促してくれます。 またお花が入った水は汚れやすくなっています。この汚れはバクテリアの発生によるものです。バクテリアが発生してしまうとお花がすぐ枯れてしまいまいます。抗菌剤が入っていることで、バクテリアの発生を抑えてくれます。
栄養剤の使い方
使い方はとても簡単で花瓶の水に入れるだけです。(表示通りに希釈してお使い下さい。)各メーカーによって違いがあり、粉末状と液体状の二種が販売されています。hanamekuではセルフアレンジプランやライトプランには液体状の栄養剤が毎回付属しています。
お花が長持ちする環境
たくさんの人の目に触れ、いつも眺めて楽しめる場所がいちばんですが、お花の心地よい場所を選びましょう。お花にとっても、やさしい環境を選べば、日持ちも良く、一日でも長く楽しむことができます。
切り花を飾る際に避けたい場所
直射日光の当たる場所
直射日光が当たる高温の場所は、切り花の呼吸量が増えることで細胞がどんどん活性化し花が咲き進んでしまいます。また花瓶の水の温度も上がりバクテリアが繁殖しやすくなります。冷暖房器具の近く
エアコンなどの風が当たるところは、人間のお肌と一緒で水分が奪われ乾燥することで萎れやすくなります。果物、線香やたばこの煙を避ける
熟した果物、線香やたばこの煙などに含まれるエチレンは、切り花の老化に大きな影響を与えます。
切り花を飾るのに適切な場所
人目に付くところ
目に付き、お手入れのタイミングを逃しません。気温の低い涼しい場所
水温の上昇を防ぎ、バクテリアの繁殖を抑えます。直射日光のあたらない風通しの良い場所
蒸れと花の咲き進みを防ぎます。
まとめ
お花を飾ることは難しくありません。必要な道具を揃えて、愛情をもってお世話をすることで、どなたでもすぐ始めることができます。季節を感じながら楽しく、充実したフラワーライフが送ってみてはいかがでしょうか?