花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「スプレーギク」のご紹介

スプレーギクの基本情報
学名 Chrysanthemum morifolium
分類 キク科キク属
和名 スプレー菊
別名 スプレーマム、西洋菊、洋菊 など
原産地 アメリカで栽培が開始され、日本では豊川市が発祥の地と言われている
出回り時期 オールシーズン
旬の時期(開花時期) 10月~11月
花の色 スプレーギクの花の色は以下のとおり
黄色
オレンジ
ピンク
紫 など
花のサイズ 5~6cmの中輪サイズ
香り 品種によっては甘い香りのものもあるが、全体的には樟脳の香りがする

スプレーギクとはどんなお花?

日本では仏花のイメージが強いスプレーギク。
しかし欧米の品種改良を機に、爽やかなパステルカラーが多く出るようになりました。
たくさんのつぼみをつけるスプレーギクは、アレンジメントにも使えるお花です。
その咲き方も以下のようにいろいろあります。

  • ひと重咲き
  • デコラ咲き
  • スパイダー咲き
  • ポンポン咲き

特に持ちが良いのはポンポン咲きです。
丸いポンポン咲きのスプレーギクを球体にして、くす玉のように飾ってもすてきですね。

スプレーギクの品種

スプレーギクの品種はいろいろな種類があります。
ピンクッション(針山)のようなドーム型に花が詰まって咲く「クッションマム」や、矮性品種で鉢植えに向いている「ポットマム」など。
その中でも人気の品種は以下の通りです。

セイアメリ 生育や開花が良い品種で、花の色と葉っぱの色のバランスが良い
イエロー、サーモン、ピーチ、ピンク、ルージュなどがある
アレンジメントや花束にしやすい
セイアイシス 生育や開花が良い品種で、やさしい色合いが人気
夏〜秋にかけて最大7cmほどの淡いピンク色の花を咲かす
夏場の暑い時期だと花色が変化してしまうので注意が必要
ジャーマンガーデンマム ガーデン用の鉢植え(ポットマム)として開発された品種
小鉢一株だけでも次年度には大きな株に生長して楽しめる
花色が豊富

スプレーギクの飾り方

スプレーギクを飾る時は、周りの花々で茎を隠してみましょう。
というのも、スプレーギクの茎はわりと太く、武骨な印象になりがちです。
【スプレーギクの太い茎を隠すアレンジ例】

  • お花の高低差をつける
  • 大きめな葉で隠す
  • 優しい雰囲気の茎(ガーベラなど)で隠す

この他、思い切って茎部分を短くカットし、水が入った器に浮かべてみるのもおすすめです。

日持ちする期間はどのくらい?

スプレーギクの日持ちは約7日〜10日ほど。
比較的日持ちしやすいお花と言えるでしょう

長持ちさせるには?管理方法の注意点

スプレーギクを長持ちさせる管理方法のポイントは以下の通りです。

  • 刃物(ハサミなど)を嫌うため、水揚げは水の中で茎を折る程度でOK
  • 花よりも先に葉が枯れるので、あらかじめ葉の部分を整理しておくと良い
  • 金属の器には別の器を入れて管理

スプレーギクは金属を嫌うお花です。
そのため、ハサミでカットすると茎がダメージを受けてしまうため、水揚げのときは水の中で茎を折るようにすると良いでしょう。
また、ブリキなどの金属器に生けるのもNG。
金属の器などを使用する時は、中に別の容器(ガラスの花瓶など)を入れて管理しましょう。
こうすることで長くスプレーギクを楽しめますよ。

他のお花との合わせ方

スプレーギクを花束にする場合、組み合わせとしておすすめなお花を紹介します。

【和モダン風に】

  • スプレーギク×葉牡丹
  • スプレーギク×トクサ

【パステルカラーで優しい雰囲気に】

  • スプレーギク×シロタエギク

【ミニブーケ用に】

  • スプレーギク×マリーゴールド×カラー×ヘレニウム

お部屋の雰囲気に合わせてアレンジしてみてくださいね。

まとめ

この記事では、スプレーギクの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。

  • 品種改良によりさまざまな色のスプレーギクがある
  • スプレーギクは茎が太いので、他の花で隠すと良い
  • 刃物を嫌うため、水揚げは水の中で茎を折る

スプレーギクは、これまで見なかったような色や咲き方が多く作出している品種です。
アイデア次第でいろいろな飾り方ができるスプレーギクを、ぜひ楽しんでください。

ページの先頭に戻る