花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「ワレモコウ」のご紹介

花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「ワレモコウ」の画像
ワレモコウの基本情報
学名 Sanguisorba officinalis
分類 バラ科 / ワレモコウ属
和名 ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)
別名 地楡(ティーユー)、サラダバーネットなど
原産地 ユーラシア大陸、アジア、ヨーロッパ
出回り時期 7~10月頃(9月がピーク)
旬の時期(開花時期) 6~10月
花の色 バーガンディーレッド、赤紫色、赤褐色、ワインレッド、ピンク、薄紫色、白など
花のサイズ 1~7cm
香り 花には香りはなく、茎や葉が木香(モッコウ)に似た香りといわれている。

ワレモコウとはどんなお花?

赤黒い神秘的な色味が印象的なワレモコウは、夏の終わりから秋に咲く可憐な多年草です。
アジアからシベリア、ヨーロッパやアラスカなどに分布しており、日当たりの良い野山や草地などに自生しています。
日本では古くは「万葉集」や「源氏物語」などにも出てくる趣深いお花。
フラワーアレンジメントやドライフラワーとしても用いられており、ワレモコウが入るとその花色からも存在感があり、他の花をおしゃれに演出します。
薬草としても昔から知られており、止血剤や火傷にも使用され、収れん作用も見られます。

ワレモコウの品種

ワレモコウ属には10~30種ほどの品種があり、よく見られるのは赤茶や赤紫色のものですが、白い品種や斑入りの品種などもあります。
ここではメジャーなワレモコウや人気の品種を以下に紹介します。

品種名 特徴 大きさ 展開色
ヒメワレモコウ 一般よりも草丈は低く、鉢植えも人気 草丈20~30cm、花大きさ1~2cm 赤紫色、薄紫色など
オランダワレモコウ サラダバーネットとも呼ばれ、若い葉はサラダにも使われる 草丈30~90cm、花大きさ1~5cm がくは緑色、細長いピンクの花が糸のように垂れ下がっている
ミヤマワレモコウ 雄しべが長い。日本では湿地に自生する。 草丈30~50cm、花大きさ2~4cm 暗い赤紫、稀に白など
ナガボノワレモコウ 花糸が白く、その先に暗紫色の葯が付いている。湿原に自生。 草丈60~180cm、花大きさ2~8cm 白、薄紫色など
タンナワレモコウ 草丈は短く、7~8月に咲く。育てやすい品種。斑入りもあり。 草丈15~30cm、花大きさ1~2cm バーガンディーレッド、ピンクなど(斑入り)

※このほか、ヤクシマワレモコウ、カライトソウなど

ワレモコウの飾り方

ワレモコウの飾り方はさまざまです。
長めに飾りたい時は、ウォーターピッチャー(水差し)に挿すのも良いですしし、逆に小さな小瓶に15~20cmくらいで短めに飾っても可愛らしさが際立ちます。
水の量は容器の半分ぐらい注ぐと良いでしょう。

日持ちする期間はどのくらい?

ワレモコウの切り花は、夏場は7日ほど、秋~冬場(11月位まで)は10日前後を目安にすると良いでしょう。
一般的な切り花に比べれば、平均的、もしくは少し長めといえます。

長持ちさせるには?管理方法の注意点

ワレモコウを長持ちさせる為には、以下のポイントに注意する必要があります。

  • 清潔で切れ味の良い剪定用のはさみで茎を切る
  • 切る時は茎を斜めにカットするのがおすすめ
  • 水の量は半分かそれより少し多めにする
  • 雑菌を繁殖させないように花瓶も清潔に保つ
  • 直射日光を避け、明るくて風通しの良い場所に置く

風通しの良い場所といっても、エアコンなどの風は直接当たらないようにしましょう。

他のお花との合わせ方

ワレモコウは単体でも絵になるお花ですが、他のお花と組み合わせて飾る場合は、白系のお花や薄いピンク系のお花が色の相性は良いでしょう。
組み合わせ例は下記の通りです。

  • ススキ
  • バラ
  • コスモス
  • ガーベラ

などです。

ススキは長めに生けたい時に。
同じ秋の草花なので、コスモスなども秋を彩りますね。
バラやガーベラのような大きめの花もワレモコウと一緒に飾るとアクセントになるのでおすすめです。

まとめ

この記事では、ワレモコウの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。

  • ワレモコウは湿気の多い草地、湿原などに自生している
  • 色は暗めの赤や赤褐色が多いが、斑入りや白い品種もある
  • 長めに飾っても短めに飾っても映える
  • 切り花は秋冬には10日位日持ちする

ワレモコウは秋の情緒溢れる、大人っぽくも可愛らしいお花です。
お部屋の雰囲気や壁の色合いに合わせて、切り花や鉢植えを飾って楽しんで下さいね。

ページの先頭に戻る