花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「ルスカス」のご紹介
学名 | Ruscus hypophyllum・Danae racemosa・Ruscus hypoglossum・Ruscus aculeatus |
分類 | ユリ科ルスクス属・ダナエ属 、キジカクシ科(クサスギカズラ科)ナギイカダ属 |
和名 | ナギイカダ・丸葉ルスカス・笹葉ルスカス・細葉ルスカス |
別名 | ルスクスヒポフィイルム 、ルスクスヒポグロッスム 、ルスクスアクレアツス 、ナギイカダ |
原産地 | 地中海沿岸・カナリア諸島~コーカサス・イラン北部から小アジア |
出回り時期 | 通年 |
旬の時期(開花時期) | 4月〜5月 |
花の色 | 白色や緑色 |
花のサイズ | 7mm~8mmほど |
香り | 無し |
ルスカスとはどんなお花?
どことなく榊の葉の形に似ているルスカス。
ルスカスは、お花ではなく葉をブーケやアレンジメントに使用します。
ルスカスを飾っていると、葉の真ん中にトゲのような粒のような何かが付いていることがあります。
実はこれ、ルスカスのお花です。
トゲのようになっているのは、お花が咲いた後だそう。
ルスカスの品種によっては、葉の表だけでなく、裏にもお花を咲かせるタイプがあります。
お花屋さんでは、ルスカスのお花を取って出荷するため、お花が咲いているところを見る機会は少ないかもしれません。
花瓶に生けて日持ちさせると、新しい葉が付き、その葉の上でお花を咲かせることがあるようです。
また、ルスカスの葉だと思っている部分は、葉状枝(ようじょうし)です。
葉状枝は、茎が変形して葉のようになった状態のこと。
葉の真ん中にお花を咲かせているように見えていたルスカスのお花は、枝からお花を咲かせていたということになります。
ルスカスの品種
切り花として出回ることの多いルスカスの品種は、以下の通りです。
品種 | 特徴 |
---|---|
マルバルスカス | 葉状枝の表か裏の片方に花を咲かせる |
丸みを帯びた葉 | |
固い茎 | |
イタリアンルスカス | 笹に似た形の葉 |
パラパラと葉が落ちることがある |
ルスカスの飾り方
ルスカスは、日持ちの良いお花。
水揚げは水切りをし、茎は斜めにカットするなど、基本的なお手入れをしていれば、比較的長持ちします。
ルスカスは、アレンジメントやブーケなどグリーンが欲しいときに重宝するお花です。
日持ちする期間はどのくらい?
ルスカスの日持ちは以下の通り。
- マルバルスカス:1週間以上
- イタリアンルスカス:1ヵ月ほど
長持ちさせるには?管理方法の注意点
ルスカスは、基本的なお手入れをしていれば、長持ちするお花です。
夏場は、水が悪くなりやすく、茎がヌルヌルしてしまうので、水を交換する際に洗い流してあげましょう。
黄色くなってきた葉は取り除くと、見た目も良くきれいな状態で長持ちさせられます。
他のお花との合わせ方
グリーンだけを楽しみたい場合は、ルスカスだけを飾るのも良いですが、他のお花と一緒に花瓶に生けると、緑色のルスカスの葉が引き立つのでおすすめです。
ルスカスを花束やアレンジメントにする際に、組み合わせとしておすすめなお花を紹介します。
- カーネーション
- バラ
- ヒマワリ
- ガーベラ
- スイートピー
- トルコギキョウ
ルスカスは、比較的どのようなお花と組み合わせても、雰囲気の良い花束が作れます。
また、ルスカスの茎がしっかりしているという特徴を活かし、オアシスなど吸水性スポンジに生けて、高さがある立体的なアレンジメントを作るのに最適です。
まとめ
この記事では、ルスカスの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 基本的なお手入れをすれば、比較的長持ちするお花
- ルスカスの葉に見える部分は、実は茎。葉状茎という
- ルスカスは、葉(葉状枝)の真ん中にお花を咲かせる
ルスカスは、茎がしっかりしているので、丈のあるアレンジや生け花をする際に重宝するお花です。
また、ルスカスは花を摘んだ状態で出荷されますが、水に生けておくと花が付くことがあります。
日持ちも良いので、ルスカスだけ残ってもそのまま飾っておくと、葉状枝にお花が咲く姿を見られるかもしれませんよ。
アレンジや花束のグリーンとしておすすめのルスカス。
お部屋に飾って楽しんでくださいね。