花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「スイセン」のご紹介
学名 | Narcissus |
分類 | ヒガンバナ科スイセン属 |
和名 | 雪中花(セッチュウカ) |
別名 | ナルシサス・雪中花(セッチュウカ) |
原産地 | ヨーロッパ~北アフリカ |
出回り時期 | 11月〜2月 |
旬の時期(開花時期 | 1月~4月 |
花の色 | 白・オレンジ・黄・複色 |
花のサイズ | 品種によって異なるが、3cm~11cm |
香り(有無や強弱 | 品種によって以下のような香りがする |
爽やかなフローラルの香り | |
スッキリとした甘さと青葉の香り | |
スパイシーな香り | |
柑橘系の香り | |
甘い香り | |
動物のアンモニア臭っぽい香り |
スイセンとはどんなお花?
スイセンは、冬から春にかけてお花を咲かせます。
お正月用に生けるという人も多いのではないでしょうか。
スイセンの特徴は、花びらとラッパのような形の副花冠がある花姿をしていること。
また、大きさや咲き方、色味などが豊富です。
スイセンは、葉や球根がニラや小さなタマネギに似ているため、間違えて食べてしまう人がいるようです。
スイセンは食用ではありません。
葉や球根に毒があるため、食べると頭痛や嘔吐、下痢などの中毒症状を起こしてしまいます。
ニラや小さなタマネギに似ているからといって、食べないようにしましょう。
スイセンの品種
スイセンは、品種改良が進んでおり、品種の数は1万種以上だそう。
日本に出回っているスイセンのほとんどが、日本スイセンという品種です。
ここでは、スイセンの種類や品種を紹介します。
種類 | 特徴 | 品種 |
---|---|---|
大カップ咲き | 一般的なスイセン | ルーレット |
ピンクパラソル | ||
房咲きスイセン | 1本の茎にたくさんの花を咲かせる | 日本スイセン |
ゼラニューム | ||
ラッパスイセン | 1本の茎に1輪の花が咲く | アーリーセンセーション |
副花冠が長い | サヒタ | |
八重咲き | 花びらや副花冠が八重 | タヒチ |
エルリッチャー | ||
バタフライ咲き | 副花冠が裂けたように見える咲き方 | オレンジジェリー |
アプリコットワール | ||
ペチコート咲き | 花びらが小さい | ディッセンバーレモン |
副花冠が大きくスカートのような形 | ムーンライト |
スイセンの飾り方
スイセンの基本的な飾り方は以下の通りです。
- 水揚げ方法は水切り
- 浅水に生ける
- 茎をカットした際に出てくるヌルヌルは、丁寧に洗い流す
- 水仙の茎から出るヌルヌルの粘液には、毒が含まれている。人によっては直接触れると皮膚炎など、肌に負担をかける可能性がある。
スイセンのお手入れをする際には、十分気を付けて行ないましょう。
日持ちする期間はどのくらい?
水仙のお花は花持ちが良いとされています。
日持ち期間は、おおよそ1週間ほど。
気温の低いところに飾ると、さらに長持ちしやすくなるので、1週間以上持つこともあります。
長持ちさせるには?管理方法の注意点
スイセンは、基本のお手入れに加えて、以下のような点に注意すると長持ちさせられます。
- 直射日光やエアコンの風が当たらない涼しい場所に飾る
- 鮮度保持剤や切り花延命剤を使用する
スイセンには、袴(はかま)が付いています。
袴は、スイセンの茎や葉の下の方に付いている、半透明の筒状のもの。
この袴を取ってしまうと、スイセンの茎と葉がバラバラになってしまいます。
茎の長さをカットする際は、一旦袴を取ってから行ない、カット後は袴を戻すようにしましょう。
袴が切れないように、優しく取り扱ってくださいね。
他のお花との合わせ方
スイセンは、花姿が美しいお花です。
そのため、スイセンを単独で一輪挿しに飾ったり、複数本まとめて花瓶に生けたりするのも良いでしょう。
また、他のお花と組み合わせる際は、以下のようなお花がおすすめです。
- チューリップ
- ダリア
- カスミソウ
- ミモザ
スイセンと同じ球根で育ち、春に花が咲くチューリップとは馴染みやすく、かわいらしい花束になるでしょう。
カスミソウやミモザのような小さなお花との組み合わせは、ふんわりとした優しい雰囲気を演出してくれます。
まとめ
この記事では、スイセンの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- スイセンは、花びらとラッパのような形の副花冠があるお花
- 葉や球根に毒があるので食べないようにする
- スイセンの茎をカットすると、ヌルヌルした粘液が出てくるので洗い流してから生ける
- 切り花専用鮮度保持剤を使用すると水が傷みにくくなる
スイセンは、冬から春にかけて花を咲かせます。
白や黄色のかわいらしいスイセンをお部屋に飾って、春の訪れを楽しんでくださいね。