ストックとはどんなお花？

ストックは、秋から春にかけて咲くお花です。
真っ直ぐな茎という意味の「Stock」から、ストックと名付けられたそう。
ストックの花色は、パステルカラーの黄色や優しいピンク色、白色など、カラーバリエージョンが豊富。
花の付き方は、真っ直ぐな茎に何輪もお花を咲かせる無分枝タイプと、枝分かれしてお花を咲かせるスプレータイプがあります。
どちらも、1本の茎に何輪もの花を咲かせるので、ボリュームがあり華やかです。

ストックの品種

ストックが属するアラセイトウ属には、50種ほどの品種があるといわれています。
種類の分け方としては、一般的によく見るスタンダード系（無分枝）品種とスプレー（枝分かれして花を咲かせる）品種のほか、咲き方や花色、葉のタイプなどで分かれています。
《咲き方》

• 一重咲き
• 八重咲き

《花色》

• 赤
• ピンク
• 白
• 紫
• 黄

など

《背丈》

• 高性種
• 矮性種

《葉》

• 有毛種
• 無毛種

品種カテゴリー	品種	花色
アイアンシリーズ	アプリコットアイアン	濃い黄色
	ホワイトアイアン	白色
	ピンクアイアン	ピンク
	パープルアイアン	紫色
	ローズアイアン	濃いピンク
	チェリーアイアン	淡いピンク
	マリンアイアン	薄紫
キスミーシリーズ	イエロー	淡い黄色。気温が下がると濃い黄色になる
	チェリー	淡いピンク
	ブルー	淡い青色
	バイオレット	濃紫色
	ホワイト	純白
	ローズ	濃ピンク色
	サーモン	濃鮭桃色
ピンクメイ		咲き始めは薄緑色。先進むにつれパステル調の淡いピンク色になる一重咲きと八重咲きがある
ハロウィンイエロー		クリーム色（大輪）
ジュノンホワイト		白色

ストックの飾り方

ストックは、ふんわりとした花びらが特徴のお花。
1本でも複数個のお花を咲かせるので、単独で飾るのもおすすめです。
単色で生けるのも良いですし、複数色をまとめて飾るのも色鮮やかで、お部屋の中が華やかになりますよ。

日持ちする期間はどのくらい？

ストックを長持ちさせる管理方法のポイントをまとめました。

• 水あげは水切りや湯あげ
• こまめに水を交換する
• 水の交換時は切り戻しをする
• 切り口は斜めにカットか、もしくは茎を割ったり叩いたりする
• 茎が折れやすい特徴があるので優しく扱う
• たくさん葉が付いているときは、取り除いて枚数を減らす
• 鮮度保持材や切り花延命剤を使用する

葉がたくさん付いていると、お花に水が行き届かなくなる原因になります。
そのため、葉の枚数を減らし、水が行き届くようにしましょう。
鮮度保持材や切り花延命剤は、お花を咲かせたり、花瓶の水が腐るのを予防したりする働きがあるので使用をおすすめします。

他のお花との合わせ方

単独で飾るのも良いですが、他のお花と組み合わせると、ボリューム感や華やかさが増し、素敵な花束やアレンジメントになります。
具体的には、以下のようなお花と組み合わせると良いでしょう。

• カーネーション
• チューリップ
• トルコギキョウ
• スイートピー
• ピンポンマム
• ガーベラ

高性種のストックと、茎の長いお花を組み合わせることで、高さのあるアレンジメントに。
また、ストックのお花が柔らかい雰囲気なので、優しい色味のお花と一緒に飾るとふんわりとした花束になりますよ。

まとめ

この記事では、ストックの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。

この記事のポイントは以下の通りです。

• ストックは、日持ちが良いといわれ、日持ちは5日～1週間ほど。
• 水落ちや水下がりしやすいので、切り戻しをしたり葉の枚数を減らしたりする
• 高性種のストックを使うと、高さのあるアレンジメントが作れる

ストックはふんわりとした花びらが特徴のお花です。
優しい雰囲気のお花なので、お部屋に飾ると穏やかな空間を演出してくれますよ。