花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「リコリス」のご紹介

リコリスの基本情報
学名 Lycoris Herb.・Lycoris raddiata・Lycoris traubii ( Lycoris aurea)
分類 ヒガンバナ科リコリス属 半耐寒性球根
和名 (種類や品種によって異なる)ヒガンバナなど
別名 曼珠沙華
原産地 日本~東アジア
出回り時期 夏〜秋頃
旬の時期(開花時期) 7月~10月(種類や品種によって異なる)
花の色 赤・黄色・オレンジ・白・ピンク・紫
花のサイズ 大きい種類で10cmほど
香り ほのかに甘く香る程度。

リコリスとはどんなお花?

リコリスは、日本では彼岸花や曼珠沙華と呼ばれ、秋のお彼岸頃に咲く花です。
名前の由来は、ギリシャ神話に出てくる、リコリアスという海の精にちなんで付けられたとのこと。
リコリスは、葉見ず花見ずというように、花を咲かせる時期と葉を生やす時期が違う植物です。
そのため、花と葉の両方が付いている状態を見ることはありません。
このほか、リコリスの特徴ととしては、花や葉、球根など全体に毒を持っているという点があげられます。

リコリスの品種

リコリスの品種は、20種類ほどあるといわれています。
お花の形としては、以下の2種類です。

  • ユリのようなラッパ型の花を咲かせるタイプ
  • 彼岸花のように花弁を反転させるタイプ

以下に、数あるリコリスの品種の中から何点か紹介します。

名前 花の色 開花時期 花の形
シロバナマンジュシャゲ 薄黄色から白色 9月頃 彼岸花タイプ
インカルナータ 淡いピンク色 8~9月頃 ラッパ型
オーレア (ショウキズイセン) 鮮やかな黄色 9月~10月 彼岸花タイプ やや大きめ
キツネノカミソリ 濃いオレンジ色 8月 ラッパ型
スプリンゲリー ピンク色。花弁の先に青色のグラデーションがかかる 9月 ラッパ型

リコリスの飾り方

リコリスは、花の種類によって、花弁を反転させた咲き方やラッパ型で百合のような花の咲き方をするタイプがあります。
個性的な花を咲かせるので、花の形がしっかり見えるように、真っ直ぐ伸びた茎を活かした飾り方をするとよいでしょう。
また、花の下に付いているガクの薄皮を取り除いておくと、蕾まできれいに咲いてくれるようになります。

日持ちする期間はどのくらい?

リコリスは、種類によって花の持ちが異なります。
開花時期は、種類によって1ヵ月程咲くお花もあるようです。
切り花にすると、あまり日持ちせず、1週間程度。

長持ちさせるには?管理方法の注意点

リコリスを長持ちさせるための管理方法をお伝えします。
初めにしっかりと水揚げをしましょう。水揚げ方法は、水切りや空切りです。
その後、切り花用の栄養剤が入った花瓶に生けて、お花を楽しんでください。
水の量は少なくて大丈夫。花瓶5cmほどがおすすめです。

他のお花との合わせ方

リコリスだけで、飾るのも素敵ですが、他のお花と一緒に飾っても絵になります。
その際、リコリスの花の大きさや色によって合わせるお花をかえるのがおすすめ。

  • リコリス×ケイトウ
  • リコリス×トルコキキョウ
  • リコリス×カーネーション
  • リコリス×バラ
  • リコリス×ガーベラ

ふんわりとしたお花(1・2)と一緒に飾ったり、リコリスと同じ色味のお花(3・4・5)と合わせたりしても、かわいらしくまとめられます。
また、リコリスは秋のお花ですから、他の秋に咲く花や実を付ける植物とも相性抜群です。赤い実が美しいブルニアレッドやだいだい色のほおずきなどと一緒に飾っても風情があっておすすめです。

まとめ

この記事では、リコリスの基本情報や品種、飾り方などについて紹介しました。

  • リコリスは日本でおなじみの曼珠沙華のこと
  • リコリスはスラッと伸びた美しい姿を見せるように飾るのがおすすめ
  • リコリスを長持ちさせるには、切り花用栄養剤を使用し、水の量は少なめにするのがポイント
  • リコリスは、ふんわりとした雰囲気の花だけでなく、秋に実を付ける植物などと飾ってもおしゃれにまとめられる

リコリスは、花の咲き方や色味で雰囲気が大きく異なります。
自分の好きなリコリスのタイプを見つけて、お部屋に飾ってみてくださいね。

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