ハイブリッドスターチスとはどんなお花？

ハイブリッドスターチスは、一般的なスターチスよりも花穂が小さいタイプです。
細い茎にたくさんの花を咲かせるハイブリッドスターチスは、ふんわりとしていてカスミソウのようです。
色鮮やかな花びらのように見える部分は、実はガク。
中に見える小さい白の点々がお花です。
ハイブリッドスターチスは、現在ハイブリッドリモニウムと呼ばれます。
呼び名が2通りある理由は、以前はイソマツ科スターチス属となっていたのが、イソマツ科リモニウム属となったため。
現在はハイブリッドリモニウムですが、以前のハイブリッドスターチスという名前も使用されています。

ハイブリッドスターチスの品種

ハイブリッドスターチスは、多種類のスターチスを品種改良した結果、生まれたお花。
その際、どの品種のスターチスを用いたかによって、2系統のハイブリッドスターチスに分類されます。

系統	特徴	名前
カスピア×ラティフォリア	花びらが青紫で、ガクが白色の品種が多い	ブルーファンタジア100
		ムーンライト
シネンシス系ハイブリッドスターチス	花びらは黄色で、ガクはピンクや黄色、白など	キノブラン
		カナリーダイヤモンド

ハイブリッドスターチスの飾り方

ハイブリッドスターチスは、カスミソウのように小さなかわいらしいお花と、ふんわりとしたボリューム感が魅力です。
そのため、ハイブリッドスターチスだけを飾るのもおすすめ。
ひとつのお花だけとは思えないゴージャスな雰囲気になりますよ。

日持ちする期間はどのくらい？

お花の日持ち期間としては、以下の通りです。

• 夏のように暑い時期：1週間程度
• 涼しい季節：2週間程度

水をこまめに取り換えるなど、お手入れをすればさらに日持ちするでしょう。
スターチスは、お花が散った後も、カラフルなガクはきれいな状態を保ちます。
そのため、お花が日持ちしているように見えるという利点があります。

長持ちさせるには？管理方法の注意点

ハイブリッドスターチスを長持ちさせるための管理方法をお伝えします。

• 水揚げ方法は、水切り
• 2cmくらいの浅水に生ける
• こまめに水を交換する
• 茎に付いている葉のような、枝のようなぴらぴらした部分は取る
• 涼しい場所に飾ると日持ちしやすい

水が多すぎるとカビなどの原因になるので、注意が必要です。
また、茎に付いている葉のような枝のようなぴらぴらした部分を付けたまま花瓶に生けると、水が腐る原因に繋がりますので取り除きましょう。
また、スターチスはドライフラワーにしやすいお花。
お花が散ったあとも、きれいなガクが残るので、ドライフラワーにして長く楽しむのもおすすめです。

他のお花との合わせ方

小さなお花が付いたハイブリッドスターチスは、どのようなお花とも比較的相性が良いです。
カスミソウと同じようなイメージで用いれば、かわいらしくてふんわりとした花束やアレンジメントが作れますよ。
具体的には下記のようなお花が合うでしょう。

• カーネーション
• バラ
• ユリ
• ダリア
• ヒマワリ
• ピンポンマム

たとえば、白やクリーム色のように優しい色味だけでなく、ピンクや紫などハッキリとした色味のお花も合います。
そのため、一緒に組み合わせるお花の色とのバランスを考えてまとめると、センスの良いアレンジメントや花束ができるでしょう。

まとめ

この記事では、ハイブリッドスターチスの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。

• ハイブリッドスターチスは、一般的なスターチスよりも花穂が小さくふんわりとしている
• 色鮮やかな花びらのように見える部分はガク。中に見える小さい白の点々がお花
• ハイブリッドスターチスは、2つの系統に分類される
• 浅水に生け、涼しい場所に飾ると長持ちしやすい

ハイブリッドスターチスは、カスミソウのように、小さなお花をたくさん咲かせます。
他のお花とも相性が良いので、お部屋に飾ってかわいらしいハイブリッドスターチスを堪能してくださいね。