花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「テッポウユリ」のご紹介
学名 | Lilium longiflorum |
分類 | ユリ科ユリ属 |
和名 | リュウキュウユリ |
別名 | 琉球百合(リュウキュウユリ)・イースターリリー |
原産地 | 日本 |
出回り時期 | 通年 |
旬の時期(開花時期) | 開花時期は以下の通りです。 |
5月~8月 | |
原産地での開花時期は4月~6月 | |
10月頃から開花させるよう育てる場合もある | |
花の色 | 白(品種改良により黄色やピンク色も出回るようになった) |
花のサイズ | 花の長さ10~15cm・直径5cmほど |
香り | かぐわしい香り |
テッポウユリとはどんなお花?
テッポウユリは、日本・九州南部~沖縄原産のお花です。
名前にテッポウが付くのは、旧式の鉄砲にお花の形が似ていることにちなんで付けられたとのこと。
真っ白なお花が印象的なテッポウユリですが、昨今では、ピンクや黄色のテッポウユリも見られるようになりました。
横や少し下の方を向いて咲くのが特徴です。
また、テッポウユリに似たユリにタカサゴユリがあります。
テッポウユリとタカサゴユリは、見間違うほどよく似ています。
見極め方法は、花弁の筋。
筋のない方がテッポウユリで、筋のある方がタカサゴユリです。
テッポウユリの品種
テッポウユリは、日本原産のユリ科のお花です。
テッポウユリと同じユリ科の品種を紹介します。
品種 | 名前 | 特徴 |
---|---|---|
オリエンタルユリ | ヤマユリ | 白の花びら |
黄色の筋 | ||
赤い斑点 | ||
ササユリ | ピンクから白の花びら | |
紅・ピンク・白の花びら | ||
赤の斑点模様 | ||
オトメユリ (ヒメサユリ) | ピンクから白色の花びら | |
横向きに咲く | ||
オリエンタルハイブリッド | マルコポーロ | 淡いピンク色の花びら |
小さな赤い斑点 | ||
イザベラ | ピンク色の花びら | |
赤い斑点 | ||
八重咲き | ||
アジアンティックユリ | エゾスカシユリ | 橙色の花びら |
斑点模様 | ||
ヒメユリ | 橙色や黄色の花びら | |
小さめの斑点模様 | ||
オニユリ | 橙っぽい朱赤 | |
花びら全体に暗紫色の斑点 | ||
下向きに咲く | ||
アジアンティックハイブリッド | ランディーニ | 黒紫の花びら |
ロンギフローラムユリ | テッポウユリ | 白い花びら |
横や斜め下向きに咲く | ||
ロンギフローラム・アジアンティックハイブリッド | クーリエ | 薄クリーム色や白色の花びら |
上向きに咲く |
テッポウユリの飾り方
テッポウユリは、1本の茎に何輪かの花を咲かせます。
美しく咲いたテッポウユリを楽しむために、単独で飾ると良いでしょう。
初めは、茎を短くせず、大きな花瓶に生けるのがおすすめ。
テッポウユリの上品な立ち姿を楽しめますよ。
日持ちする期間はどのくらい?
テッポウユリの日持ちは、1週間程度です。
夏場は、日持ちが悪くなるので、長くお花を楽しめるよう涼しい場所に飾りましょう。
一般的なユリの日持ちは以下の通りです。
季節 | 日持ち期間 |
---|---|
春・秋 | 1週間~2週間 |
夏 | 5日~10日ほど |
冬 | 15日~25日ほど |
長持ちさせるには?管理方法の注意点
テッポウユリを長持ちさせる管理方法のポイントを紹介します。
- 水揚げ方法は、水切り
- 水に浸かる部分は斜めにカット
- できれば毎日水の交換をする
- 水交換する度に、茎を数cmカットする
- 花が咲き始めたら、おしべの先に付いている葯(やく)を取り除く
- 茎の半分より下に付いている葉は取り除く
- 水の深さは茎の長さの1/4程度にする
おしべの先に付いている葯(やく)が開いて、花粉が出てしまうと、お花や周辺を汚してしまいます。
きれいな状態のテッポウユリを長く楽しむためには、つぼみが開き始めた頃に葯(やく)を取ってしまうと良いでしょう。
他のお花との合わせ方
テッポウユリのブーケやアレンジメントを作る際におすすめの組み合わせを紹介します。
- テッポウユリ×デルフィニウム
- テッポウユリ×オンシジウム
- テッポウユリ×ヒマワリ
- テッポウユリ×トルコギキョウ
- テッポウユリ×コスモス
ヒマワリのような夏のお花やコスモスなどの秋のお花を用いると、季節を感じられる花束になります。
定番の白いテッポウユリは、黄色いオンシジウムや青いデルフィニウムのように、ハッキリとした色味のお花とも相性抜群です。
まとめ
この記事では、テッポウユリの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについてお伝えしました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- テッポウユリは、日本・九州南部~沖縄原産のお花
- 横や少し下を向いて花を咲かせる
- できれば毎日水の交換をし、茎を数cmカットする
テッポウユリのつぼみが開き始めたら、おしべに付いている葯(やく)を早いうちに取り除きましょう。
そうすることで、きれいな状態のテッポウユリを長く楽しめますよ。