花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「スカシユリ」のご紹介
学名 | Lilium × elegans |
分類 | ユリ科ユリ属 |
和名 | ユカシユリ・ハマユリ・イワユリ |
別名 | 別名は以下の通りです。 |
ハマユリ | |
イワユリ | |
アジアティック・ハイブリッド | |
原産地 | 日本 |
出回り時期 | 通年 |
旬の時期(開花時期) | 5月~8月(分布している地域によって、若干開花時期がずれる) |
花の色 | オレンジ・白・黄・赤・ピンクなど |
花のサイズ | 直径10cmほど |
香り | ない |
スカシユリとはどんなお花?
スカシユリは、日本に自生するお花です。
上向きに咲くので、空を見上げているようと言われることも。
スカシユリの名前は、花弁の間に隙間があり、向こう側が透けて見えることにちなんで付けられたそうです。
また、スカシユリの中には、食用として用いられる品種もあります。
でんぷん質が多い茎や、栄養価が高いゆり根などが食べられていたそうです。
なお、観賞用の場合は毒性が強いタイプもありますので、自己判断で口にしないよう注意しましょう。
スカシユリの品種
スカシユリは、アジアティック・ハイブリッド系と呼ばれています。
アジアティック・ハイブリッドは、アジア地域が原産のスカシユリを元に交雑された品種のこと。
中でも、エゾスカシユリとヒメユリを元に交雑された品種が多いです。
それでは、スカシユリの品種について紹介します。
名前 | 色 |
---|---|
紅姿 | 鮮やかな赤色 |
ブラックチャーム | 黒っぽい色 |
コネチカットキング | 明るい黄色 |
ロリポップ | 白色・花弁の先が濃いピンク色 |
クーリア | 淡い緑色からクリーム色っぽい白色に変化 |
マジェント | 優しい色味のピンク |
ミステリードリーム | 八重咲き品種 |
花弁は緑色・まれに花弁の先が濃赤になることも |
スカシユリの飾り方
スカシユリをきれいに飾るポイントをお伝えします。
- 寒い時期はお花を咲かせるために花瓶の水は多めにする
- 夏場の暑い時期は水が痛みやすいので少なめにする
- 生けたときに水に浸かる葉は取り除く
- ユリのおしべは取る
スカシユリは、水揚げが良いと、きれいなお花を咲かせる時期が早くなるそう。
そのため、寒い時期は、たっぷりのお水をあげて開花を促進させてあげると良いでしょう。
ユリのおしべには、花粉が付いています。
花粉が付いたままにしておくと、スカシユリの花弁を汚してしまうので、早めに取り除くとよいでしょう
日持ちする期間はどのくらい?
スカシユリは、成長が早いことなどから日持ち期間は短く、1週間~2週間弱とされています。
参考までに、一般的なユリの日持ちを以下に記載します。
- 春・秋:1週間~2週間ほど
- 夏:5日~10日ほど
- 冬:15日~25日ほど
長持ちさせるには?管理方法の注意点
スカシユリを長持ちさせる管理方法のポイントをお伝えします。
- 水揚げ方法は、水切り
- こまめに水を交換する
- 水を交換する際は茎の先を切る
- 茎を切るときは必ず花切ばさみを使用する
茎を切る際に専用の花切ばさみを用いた方が良いのは、茎の管をつぶさないためです。
茎の管がつぶれると、吸水が悪くなり、スカシユリの持ちが悪くなります。
スカシユリがしっかりと吸水し、長持ちできるように、専用のはさみで茎をカットしましょう。
他のお花との合わせ方
スカシユリは、上を向いて咲くお花なので、他のお花とも合わせやすいのが特徴です。
以下に、スカシユリと相性の良いおすすめのお花を紹介します。
- カーネーション
- バラ
- トルコギキョウ
- スターチスシヌアータ
- オンシジウム
鮮やかなオレンジや赤い色のスカシユリには、白や優しい色味のカーネーションやトルコギキョウ、スターチスシヌアータなどと良く合うのでおすすめです。
また、スカシユリやバラやオンシジウムのように、一見組み合わせるのが難しいと感じるような華やかなお花同士でも、選ぶ色味によってはきれいにまとまります。
ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
この記事では、スカシユリの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- スカシユリは、日本に自生するお花で、上向きに咲くのが特徴
- アジアティック・ハイブリッド系と呼ばれている
- スカシユリは、水揚げが良いと、きれいなお花を咲かせる時期が早くなる
スカシユリは、上を向いて咲くので、アレンジメントやブーケにしやすいお花です。
きれいに咲いたスカシユリを飾ると、お部屋がグンと華やぎますよ。