花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「リアトリス」のご紹介
学名 | Liatris・Liatris spicata |
分類 | キク科リアトリス属・キリンギク属 |
和名 | キリンギク、槍の穂、ユリアザミ |
別名 | ユリアザミ(百合薊) ヤリノホ(槍の穂)・麒麟菊(きりんぎく) |
原産地 | 北アメリカ |
出回り時期 | 夏。特に7月のお盆時期にかけて出回る量が増える |
旬の時期(開花時期) | 6月~9月 |
花の色 | 紫・白・赤紫・ピンク |
花のサイズ | ひとつひとつは小さい |
香り(有無や強弱) | 辛みと樹脂のような香り。花の香りは強くも弱くもない |
リアトリスとはどんなお花?
リアトリスは、夏にお花を咲かせます。
背が高く、生け花やアレンジメントに人気のお花です。
どのくらい背が高いかというと、平均1mほど。
中には、180cmほどまで高くなるリアトリスもあるそうですよ。
リアトリスは、ユリのような葉をしており、アザミの花のようにツンツンしています。
このツンツン伸びている部分は、雄しべや雌しべ。
花は、筒状花です。
キク科のお花ですが、キクの花のように筒状花と舌状花があるわけではなく、筒状花が集まって頭花になっています。
リアトリスの品種
リアトリスの原産地、北アメリカでは原種が35種ほど。
日本で流通しているリアトリスは、ほとんどがスピカータ系です。
また、スピカータ系に比べると流通量が少ないですが、リグリスティス系のリアトリスも見られます。
以下にリアトリスの品種を数点紹介します。
種類 | 品種 | 花色 |
---|---|---|
槍咲き 穂状咲き | リアトリス・スピカータ | 紫・白・ピンク |
リアトリス・フロリスタンホワイト | 白 | |
リアトリス・コボルト (リアトリス・ゴブリン) | 紫っぽいピンク | |
玉咲き (固まり咲き) | リアトリス・リグリスティス | 紫 |
リアトリス・マイクロセファラ | 紫 |
リアトリスの飾り方
リアトリスの魅力は、穂状に咲くお花と背の高さ。
個性的な花姿をしており、存在感があるので、単独で飾るのもおすすめです。
一輪挿しに1本だけで飾るのも良いですが、背丈の長さが異なるリアトリスを数本まとめて生けると、奥行き感や立体感がある飾り方が楽しめます。
日持ちする期間はどのくらい?
リアトリスは、日持ちが良いお花です。
日持ち期間は10日ほど。
花が変色する前に、しおれてしまうことが多いです。
また長く飾っていると、葉や茎も黄色く変色してしまいます。
長持ちさせるには?管理方法の注意点
リアトリスは、夏でも日持ちするお花ですが、蒸れると葉が変色したり腐ったりしやすくなります。
そのため、花瓶に生けるときは、水に浸かる部分だけでなく、下の方の葉を取り除くと良いでしょう。
また、水を交換せずに生けたままにしておくと、茎が黒ずみ、水を汚す原因になります。
こまめに水を取り換えて、茎が黒ずまないようにしたり、黒ずんだ茎は処分したりするなどの対応が必要です。
その他の基本的な管理方法は以下の通り。
- 水あげ方法は、水切り
- 鮮度保持剤や切り花延命剤は使用しない
- 直射日光やエアコンの風が当たらない場所に飾る
鮮度保持剤や切り花延命剤は、水を清潔に保ったり、最後までお花を咲かせたりするために使われます。
しかし、リアトリスの場合は日持ちが長く、含まれている成分の影響で、葉先が枯れてしまう可能性もあるため、使用しなくてよいでしょう。
他のお花との合わせ方
リアトリスを他のお花と組み合わせて飾る際に、相性の良いお花を紹介します。
- カラー
- カーネーション
- トルコギキョウ
- アイリス
- ガーベラ
カラーは、リアトリスと同じように、スラッと伸びた花姿が美しいお花です。
一緒に飾ると、上品な雰囲気に。
また、カーネーションやガーベラなどをリアトリスの前に生けると、リアトリスと他のお花との高低差が出て、立体感のあるアレンジメントが作れます。
まとめ
この記事では、リアトリスの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- リアトリスは、背丈があるので、高さを出したい花束やアレンジメントに使われる
- アザミのようにツンツンした個性的なお花を咲かせる
- リアトリスは日持ちが良いお花
リアトリスは、真っ直ぐ伸びた茎や花穂が個性的で魅力です。
暑い夏に花を咲かせるリアトリス、お部屋に飾って季節感を堪能してくださいね。