花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「アイリス」のご紹介
学名 | Iris |
分類 | アヤメ科アイリス属 |
和名 | 西洋菖蒲 |
別名 | オランダアヤメ |
原産地 | ヨーロッパ・地中海沿岸・東アジア |
出回り時期 | 10月~5月頃 |
旬の時期(開花時期 | 4月〜7月(品種によって異なる) |
花の色 | 赤・ピンク・青・紫・白・黄・複色 |
花のサイズ | 中輪・大輪 |
香り(有無や強弱 | 甘い良い香り |
アイリスとはどんなお花?
アイリスは、菖蒲(ショウブ)やアヤメに似たお花。
スッと伸びた茎が凜としていて美しいですよね。
お花屋さんで見かけるアイリスの多くは、ダッチアイリスという品種。
ダッチアイリスは、オランダから輸入した球根が成長したお花なので、西洋菖蒲と呼び、日本の菖蒲と分けられています。
また、アイリスはアヤメ科のお花の総称として扱われることも。
その場合は、花菖蒲やアヤメ、カキツバタなどもアイリスとなります。
アイリスは2番花を咲かせるお花です。
2番花とは、1番目に咲いたお花後に、同じ所からもう1度お花が咲くこと。
品種やお手入れ方法によって、必ず2回咲くとはいい切れないのが残念ですが、2回もお花を楽しめるたら嬉しいですよね。
アイリスの品種
ここで、アイリスが属するアヤメ科のお花を紹介します。
品種 | 特徴 |
---|---|
ダッチアイリス | 花の色は、紫・ピンク・黄色など |
オランダで品種改良されたお花 | |
お花屋さんではアイリスというと、ダッチアイリスを指すことが多い | |
花菖蒲 | 花の色は青~紫 |
花びらの付け根が黄色 | |
カキツバタ | 花の色は紫 |
花びらの付け根が白 | |
アヤメ | 花の色は紫・白 |
カキツバタに似ている | |
陸地で育つ | |
ジャーマンアイリス (ドイツアイリス) (ヒゲアイリス) | 花の色は外側が濃い紫・内側が薄紫 |
花びらの付け根にヒゲのような毛が付いている | |
フリルやフリンジタイプもある | |
シャガ | 花の色は白 |
イチハツ | 花の色は薄紫や白色 |
アイリスの中で最も開花時期の早い品種 | |
外側にある3枚の花びらにトサカのような物が付いている |
アイリスの飾り方
アイリスは、水あげの良いお花です。
以下にアイリスの基本的な飾り方をまとめました。
- 水あげ方法は水切り
- 斜めにカットする
- 花瓶は清潔に保つ
- こまめに水を交換する
- 直射日光やエアコンの風が当たらない場所に飾る
日持ちする期間はどのくらい?
アイリスのお花は、あまり日持ちしません。
そのため、花持ち期間としては3日~5日ほど。
早いと1日半ほどでしおれてきてしまうこともあります。
しかし、アイリスは2番花が咲くお花です。
先に咲いたお花の下に、次のお花のつぼみが控えているので、先のお花がしおれたら取り除き、次のお花が咲きやすい環境を整えましょう。
長持ちさせるには?管理方法の注意点
アイリスを生ける際、水の量は少なくしましょう。
アイリスは、ぐんぐんと水を吸い上げるお花。
たっぷり水が入った花瓶に生けると、水を吸い上げ、一気に花が咲いてしおれてしまいます。
長くお花を楽しむためには、少なめの水量で生けると良いでしょう。
また、アイリスの茎と葉の付け根に泥が入り込んでいることがあります。
そのまま生けると、花瓶の水が汚れる原因になるので、葉を取って水洗いするなどして、泥をきれいに流してから生けましょう。
他のお花との合わせ方
アイリスと組み合わせるのに相性の良いお花を以下に紹介します。
- チューリップ
- デルフィニウム
- ユキヤナギ
- デンファレ(デンドロビウ・デンファレ系)
- スイートピー
たとえば黄色いチューリップと紫のアイリスのように、補色の色味になるお花とまとめると、色味やお花が目を引く花束に。
また、アイリスのように背丈のあるお花、たとえばチューリップやユキヤナギなどと組み合わせると、高さのあるアレンジメントが作れます。
まとめ
この記事では、アイリスの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- アイリスは、菖蒲やアヤメに似たお花
- 出回っているアイリスは、ダッチアイリスという品種
- アイリスは、2番花を咲かせるお花
凜とした佇まいが美しいアイリスを飾ると、部屋の中も清々しい雰囲気に。
ぜひ、鮮やかな花色のアイリスを飾って、楽しんでくださいね。