花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「ベアーグラス」のご紹介
学名 | Carex oshimensis |
分類 | カヤツリグサ科・スゲ属 |
和名 | オオシマカンスゲ(大島寒菅)・シマカンスゲ(島寒菅)・ハチジョウカンスゲ(八丈寒菅)・フイリベアグラス・インディアンバスケットグラス |
別名 | カレックス・オシメンシス、ベアグラス |
原産地 | 日本 |
出回り時期 | 花よりも葉を使用することがほとんど。年中出回っている |
旬の時期(開花時期) | 3月末から6月上旬 |
花の色 | 白色。茶色 |
花のサイズ | 小さな花。花穂を伸ばし、花を咲かせる。狸のふさふさなしっぽのよう |
香り | ほぼない |
ベアーグラスとはどんなお花?
ベアーグラスは、お花よりも葉を、グリーンブーケなどのアレンジメントとして用いることが多い植物です。
ベアーグラスは、カレックスの種類のひとつ。
ギリシャ語のベア(耐えるという意味)にちなんで付けられた名前で、寒さに耐える・カットしてアレンジメントにしても耐えられるといった性質からベアーグラスと呼ばれています。
ベアーグラスの葉は、細長く、下に垂れ下がる特徴があります。 タイプとしては、大きく2種類です。
- 葉全体が緑色のタイプ
- 葉の中央にクリーム色の斑が入ったタイプ
ベアーグラスの品種
ベアーグラスは、カレックスという品種のひとつで、葉の中央にクリーム色の斑があるエバーゴールドをベアーグラスと呼ぶことが多いです。
カレックスの種類としては、世界に2,000種、日本には200種ほど自生しているといわれています。
多種類あるカレックスの中で、よく見かけるのが、今回お伝えしているベアーグラス(エバーゴールド・オオシマカンスゲ)と、シマカンスゲです。
ベアーグラスの飾り方
ベアーグラスの飾り方としては2種類あります。
- 刈り取ったままの真っすぐな葉の状態で生け、葉先が下に垂れるように飾る
- 丈夫な性質を利用して、葉にカールを付けたり編んだりして飾る
花瓶に生けたり、水を含ませたオアシスに飾ったりします。
日持ちする期間はどのくらい?
ベアーグラスは、丈夫な性質のため、グリーンブーケやフラワーアレンジメントンに用いられている場合、1週間程度は日持ちします。
長持ちさせるには?管理方法の注意点
ベアーグラスは比較的丈夫ですが、加湿に弱い一面もあります。 そのため、水を与えすぎると枯れやすくなってしまう可能性も。
花瓶に生けたりオアシスを用いてアレンジメントしたりする際は、水のあげすぎに気を付けましょう。
ですが、乾燥しすぎも良くありませんので、ほどほどに様子を見ながら水を与えてください。
また、葉先が黄色くなってきたときは、少し切り落としてあげると、きれいな見た目の状態を長く保てるはずですよ。
他のお花との合わせ方
ベアーグラスは、比較的どんなお花とも相性の良いグリーンです。
中でも、赤やピンクのバラやケイトウ、ガーベラのようなカラフルで色味の強いお花との組み合わせると、華やかな雰囲気になります。
また、白とグリーンでまとめられたグリーンブーケもおすすめです。
ナズナやリキュウソウ、白いバラなどでまとめると、柔らかくて自然な印象になるでしょう。
まとめ
この記事では、ベアーグラスの基本情報や飾り方などについて紹介しました。
今回の記事のポイントは以下の通りです。
- ベアーグラスはお花よりも葉の部分がアレンジメントなどで用いられている
- 葉は丈夫なので、カールや編み込みなど形を変えて楽しめる
- 色鮮やかな花とも優しい色味の花とも合わせやすい植物
ベアーグラスは、ブーケやアレンジメントのアクセントにおすすめの植物です。
お花を飾るときには、ベアーグラスも一緒に飾って、華やかさをプラスしてみてくださいね。