トウガラシとはどんなお花？

トウガラシというと、香辛料などに用いる食用の唐辛子をイメージする人も多いのではないでしょうか。
トウガラシの実は、食用と観賞用があります。

色	形
赤・緑	細長くて先がとがっている
赤・黄色・オレンジ・黒・紫など	細長くて先がとがっているものと丸みを帯びているものがある

トウガラシは、白や紫の小さくてかわいらしいお花を咲かせますが、ブーケやアレンジメントに用いられることが多いのは、色鮮やかなトウガラシの実です。

トウガラシの実は、食用のトウガラシのように細くて先がとがっているタイプや、丸っこくてかわいらしい姿をしているタイプがあります。

「観賞用のトウガラシも食べられるかも」と思う人もいるようですが、観賞用のトウガラシは、食用として作られていません。

品種によっては、食べられる観賞用のトウガラシもあるようですが、食べない方が良いでしょう。

トウガラシの品種

切り花用トウガラシとして、多く出回っているのは、以下の種類です。

• スモールハンズ系
• コニカル系

スモールハンズ系とコニカル系のトウガラシの品種を紹介します。

種類	品種名	果実の色
スモールハンズ系	フリースドルフ	赤・オレンジ・黄色・緑のMIX系
	スモールハンズ	赤・オレンジ・黄色・緑のMIX系
	レインボーツリー	オレンジ・黄色・紫のMIX系
	レッドフィンガー	赤系
	カメレオン	オレンジ・黄色・紫のMIX系
	パントミーア	オレンジ・緑MIX系
	コニカルイエロー	黄色系
	コニカルブラック	ブラック系
	コニカルグリーン	グリーン系
	コニカルレッド	レッド系
	コニカルホワイト	ホワイト系
	コニカルブラウン	オレンジ・イエロー・パープルのMIX系

トウガラシの飾り方

観賞用トウガラシは、形も色味も豊富です。
そのため、トウガラシ単独で飾っても素敵でしょう。
先がとがったトウガラシは、厄除けやお守りのようなイメージで飾るという人も。
また、丸みを帯びたかわいらしい姿のトウガラシを飾ると、部屋の中がほっこりとした雰囲気になるはずです。

日持ちする期間はどのくらい？

トウガラシは、お花よりも果実が花束やアレンジメントに用いられるため、トウガラシの果実の日持ちをお伝えします。
トウガラシの日持ちは、2週間程度。
これは、トウガラシの果実が傷み出すまでの平均的な日数です。

長持ちさせるには？管理方法の注意点

長持ちさせるには？管理方法の注意点
トウガラシの基本的な飾り方は以下の通りです。

• 水揚げ方法は水切り
• 浅水で生ける
• 水替えの度に、適宜切り戻しをする
• 付いている葉は、全て取り除く

トウガラシは、水下がりしにくいお花といわれます。
また、果実を鑑賞するので、湯揚げをしたり、水揚げ促進剤や切り花鮮度保持剤などを使用したりしなくて大丈夫です。

また、トウガラシの茎は、水に浸けておくと茎が溶け、傷んでしまいます。
水替えの度に、茎を洗い、切り戻ししましょう。

他のお花との合わせ方

ここでは、トウガラシを花束やアレンジメントにする際に、相性の良いお花を紹介します。

• ガーベラ
• バラ
• カーネーション
• カンガルーポー
• カラー
• セダム
• すすき
• ローリエ
• パンパスグラス

赤やオレンジ、紫などの色味のトウガラシやお花でまとめると、ハロウィンの飾りとしても使えそうなアレンジメントが作れます。
白や青、淡い色味のお花と組み合わせると、トウガラシの鮮やかな色味が引き立ちます。

また、トウガラシと一緒にローリエなどのグリーンを組み合わせて、リースを作るのもおすすめです。

まとめ

この記事では、トウガラシの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。

この記事のポイントは以下の通りです。

• トウガラシには、食用と観賞用がある
• トウガラシはお花ではなく果実をアレンジメントやブーケに用いる
• トウガラシの果実は、赤・オレンジ・黄色・緑・紫色などの色味がある

ブーケやアレンジメントに用いるのは、赤・オレンジ・黄色・緑・紫色など鮮やかな色味のトウガラシです。

ぜひ、細くて先がとんがっているトウガラシや、丸味を帯びたかわいらしい形のトウガラシを用いたアレンジメントやブーケを作って、お部屋に飾ってみてくださいね。