花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「ハボタン」のご紹介

花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「ハボタン」の画像
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ハボタンの基本情報
学名 Brassica oleracea
分類 アブラナ科アブラナ属・ブラシカ属
和名 葉牡丹・葉ボタン・花キャベツ
別名 ハナキャベツ
原産地 ヨーロッパ
出回り時期 11月~12月
旬の時期(開花時期) 3月~5月
花の色 花の色は黄色。葉の色は外側が緑で次が白色、中心部分は赤やピンク、紫色など
花のサイズ 菜の花くらいの大きさの花
香り キャベツのような匂い

ハボタンとはどんなお花?

ハボタンは、春になると菜の花のようなお花を咲かせます。
しかし、アレンジメントや飾りに使うのは、色鮮やかな葉の方です。
お正月のアレンジや飾りでよく見かけるハボタンですが、色付きキャベツだと思っている人もいるのではないでしょうか。
ハボタンはキャベツではなく、キャベツの一種であるケールを品種改良して作られた植物。
キャベツと同じように食べられるようですが、「おいしい」とは言えない味のようですよ。
また、ハボタンの色味が色鮮やかに見えるように、農薬などが使われているため、食べない方が良いでしょう。

ハボタンの品種

ハボタンは葉の形や色味、大きさによって種類分けされます。
《葉の形》

  • 丸葉系:丸い葉。東京丸葉系と大阪丸葉系がある
  • ちりめん系:葉の縁がフリルのようなウェーブがかかっている。名古屋ちりめん系がある
  • サンゴ系:サンゴの形に似ている葉

《色味》

  • 白系
  • 紫系
  • ブラック系

《大きさ》

  • 高性:切り花やアレンジメント向き
  • 中型:花壇やプランター向き
  • 小型:花壇やプランター向き

以下にハボタンの品種を何点か紹介します。

品種 特徴
日の出 東京丸葉系
白い葉で真ん中が薄紫になる
つぐみ 大阪丸葉系
種類によって、真ん中が紫や赤紫、白色、赤など色が異なる
紅かもめ ちりめん系
かなり細かいちりめん状の縁で、中心部は鮮明な紅色
紅孔雀 サンゴ系
外側の葉は黒緑で、中心部が濃紅色
白さんご サンゴ系
外側の葉は緑色で、中心部が白色
バニー系 もこもことした葉姿
バニーレッドとバニーホワイトがある
円(まどか) 高性
丸葉系
外側は緑色で中心部は紫や紅色
華美(はなび) 高性
丸葉系
外側から緑色で、クリーム色、中心部が紅色や紫色
アンサンブル 高性
サンゴ系
外側は緑色、中心部は白色のタイプや紫、ピンク色のタイプがある
つづみ 中型
東京丸葉系
外側は緑、中心部は白やピンク、鮮やかな赤色
小型
大阪丸葉系
葉の縁にウェーブが入っている
外側は緑色や黒緑、中心部は白色や薄ピンク、濃赤色

ハボタンの飾り方

ハボタンは、水揚げの良いお花です。
ハボタンの基本的な飾り方は以下の通りです。

  • 水揚げ方法は、水切り
  • こまめに水を交換する
  • 茎は斜めにカットする

日持ちする期間はどのくらい?

ハボタンは、葉が変色し傷み出すため、日持ちは2週間ほど。
しかし、変色してきたハボタンの葉を取っていけば、1ヵ月~2ヵ月ほど日持ちさせられます。

長持ちさせるには?管理方法の注意点

ハボタンの葉は、初めはバラの花のように中心にギュッと集まっています。
開いているハボタンよりも、中心に葉が多くあるハボタンの方が新鮮で長持ち。
ハボタンは、徐々に外側の葉の色を変えながら開いていき、続けて中の葉も開きます。
何日か経過すると、外側の葉から色が悪くなってくるので、外側の葉を取るようにしましょう。
葉を取ると、ハボタンは小さくなっていきますが、色が悪くなった葉を取ることで、きれいなハボタンを維持できます。
またハボタンは、キャベツのような白菜のような匂いが特徴。
生けておくと、徐々に匂いが強く感じるようになり、不快に感じる人もいるようです。
原因は、ハボタンから発生する匂いと水が傷んだ匂い。
こまめに水を交換することで、水が傷みにくくなるので、不快な匂いを和らげられます。
また、切り花用の延命剤には、水の汚れや傷みを予防する作用が含まれているので、使用すると良いでしょう。

他のお花との合わせ方

ここでは、ハボタンと相性の良いお花を紹介します。

  • ハボタン×ピンポンマム・バラ・ボタン・シダ
  • ハボタン×千両・松・バラ・竹
  • ハボタン×千両・カーネーション・ピンポンマム・ブルーレースフラワー・松・笹

ハボタンはお正月飾りに使われているイメージがあるように、お正月をイメージするお花や枝ものと組み合わせるなじみやすいでしょう。
また、フリルが入っているようなちりめん系のハボタンをバラのように使い、カスミソウやホワイトレースフラワーなどと組み合わせて、アレンジメントやリースにするのもかわいらしくておすすめです。

まとめ

この記事では、ハボタンの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。

  • ハボタンはキャベツではなく、ケールの改良品
  • アレンジメントなどに使うのは、お花ではなく葉の部分
  • ハボタンは生けておくと、キャベツ臭が強くなってくる

ハボタンは、葉の形がかわいらしく、色味も豊富。
お正月=ハボタンというイメージがありますが、お正月飾りだけでなく、リースやアレンジメントにして飾ってみてはいかがでしょうか。

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