花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「アストランチャー」のご紹介
アストランチャーの基本情報
学名 | Astrantia |
分類 | アストランティア属/セリ科/宿根草(耐寒性多年草) |
和名 | アストランチア・アストランチャ・アストランティア |
別名 | マスターウォート |
原産地 | ヨーロッパ~西アジア。最近ではアフリカ産も増えてきている。 |
出回り時期 | 国産は初夏~夏頃。輸入されることが多い花のため、年中手に入れやすい。 |
旬の時期(開花時期) | 5月~7月頃 |
花の色 | ピンク・白・赤 |
花のサイズ | アストランチャーは、たくさんの花が集まり、ひとつの花のように見える形状をしている。そのため、花自体の大きさは小さい。 |
香り | 好き嫌いが分かれる、ちょっと臭いとも感じるような独特な香り。ただクセになるという人もいる。 |
アストランチャーとはどんなお花?
アストランチャーは、小さな星形のお花が集まったかわいらしいお花です。
実は、花びらのように見える部分は、ガクです。
2~3cmほどの半球状の花序を出して花を咲かせます。
ちなみに花序とは、チューリップのように茎の上に花を咲かせることです。
また、ヨーロッパでは、古い歴史があり、なじみ深いお花として知られています。
ですが、日本で園芸や切り花用として知られるようになったのは、数十年ほど前からだといわれています。
アストランチャーの花は、ギリシャ語のアストラが語源とされ、「星」という意味があるそう。
アストランチャーの品種
アストランチャーの原種は、10種類ほどあるといわれています。
その中でも、切り花用などで用いられる品種として、マヨール種が有名です。
マヨール種は、花を咲かせている期間が長く、たくさんの小さな花を咲かせます。
半球状の花序を含めた大きさは、直径約3cm~5cmほど。
マヨール種から派生した品種に以下のようなタイプがあります。
- スノースター:真っ白な花を咲かせる。緑の爪斑が入る
- ロゼア:薄いピンク色の花。甘い雰囲気を醸し出す
- ベニス:鮮やかで濃厚な赤い色の花。エレガントな印象を与える
- ローマ:白とピンク色のコントラストがかわいらしい。他の品種より早咲き
- ルビージャイアント:深い紫色の花。美しく品がある。
- ギルリチャードン:赤い色の花。ガクの先が黒くなるのが特徴。妖艶な雰囲気
アストランチャーの飾り方
アストランチャーは、独特な香りを持つお花です。そのため単独で飾るよりも、ほかのお花と一緒に飾る方が良いでしょう。
また、ドライフラワーにして、花瓶に挿したりスワッグにして飾ったりするのも、おすすめです。
日持ちする期間はどのくらい?
生花の場合、しっかりと水を替えることで1週間程度、日持ちします。
また、比較的アストランチャーは、ドライフラワーにしやすい花。
長期間楽しむには、ドライフラワーにする方法もおすすめです。
長持ちさせるには?管理方法の注意点
アストランチャーを長持ちさせる管理方法をまとめました。
なお、水をキチンと吸い上げられず、花が下を向いたり、しおれたりしやすいことを、「水が下がりやすい」と言います。