花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「アスチルベ」のご紹介
学名 | Astilbe |
分類 | ユキノシタ科/アスチルベ属 |
和名 | チダケサシ、アワモリショウマ |
別名 | 泡盛草、曙升麻(アケボノショウマ) |
原産地 | 日本、中国、東アジア、北アメリカ |
出回り時期 | 3~6月頃 |
旬の時期(開花時期) | 5~9月頃 |
花の色 | アスチルベの花の色は以下の通り。 |
白 | |
ピンク | |
赤 | |
紫 | |
花のサイズ | 1cm以下 |
香り | ほとんどない |
アスチルベとはどんなお花?
アスチルベは直訳すると「輝きがない花」であり、地味な花と広く理解されています。
原産地は日本や中国などの東アジアですが、品種改良が進められたのはドイツを中心としたヨーロッパです。
日本人からするとふわふわでかわいく、花が泡のように咲き乱れることから「泡盛草」とも呼ばれますが、ヨーロッパでは少々地味な花と捉えられたのかもしれません。
そのような歴史があるのも、アスチルベの魅力の一つです。
アスチルベの品種
アスチルベというと、白やピンクなどの淡い色を思い浮かべる人が多いでしょう。
ただ、なかには濃赤の品種もあり年々バリエーションが増えています。
品種 | 原産国 | 展開色 |
---|---|---|
ファナル | 日本 | 濃赤 |
ピーチブロッサム | 日本 | 淡ピンク |
ビジョンインホワイト | 中国 | 白 |
上の表で紹介しているほかにも、茎や葉のふちが赤くなる「アンバームーン」などといった魅力的な品種が多くあります。
アスチルベの飾り方
アスチルベを飾る際は、明るめの日陰や日なたに置きましょう。
ただし、直射日光は葉や花を傷めてしまうのでNGです。
茎は斜めにカットします。
また、上手く水揚げができていないときは、湯上げをすると元気になってくれることが多いので試してみてください。
水に浸かる葉は取ってしまうのが良いですが、アスチルベは葉もかわいいので切り分けて葉も飾るとさらにかわいくなります。
日持ちする期間はどのくらい?
アスチルベの日持ち期間は、一般的には4~7日ほどが平均です。
前述したように、水揚げが不十分なときは湯上げをしてみると良いでしょう。
切り戻しをする際は、水の中でおこなう「水切り」をします。
また、葉や花を間引くことでも長持ちに繋がります。
先端がくたっとして来たら、新しい花と取り換えの時期です
長持ちさせるには?管理方法の注意点
湯上げに自信がない場合、アスチルベを短く切り分けて飾ると、水の吸い上げもよくなるのでおすすめです。
また、水はなるべく毎日替えて、直射日光のあたらない場所で管理しましょう。
切り戻しの際は、茎の先端を斜めにカットしてあげると、より長持ちが期待できます。
他のお花との合わせ方
アスチルベは、メインよりもサブとして映える花なので、バラやダリアなど大ぶりの花と合わせてみてはいかがでしょうか。
その際、ユーカリなどのグリーンも添えると一層おしゃれになるのでおすすめです。
ただ、アスチルベ1本を葉や花で細かく切り分けて短くし、小さな花瓶にアスチルベ単体で飾るのもかわいいです。
まとめ
アスチルベは小花がぶわっと茎についた、モコモコのかわいらしいお花です。
ただ、水揚げがやや難しいので、長持ちさせたいときは湯上げに挑戦してみましょう。
この記事のポイントは以下の通りです。
- アスチルベは「地味な花」という意味を持つ
- 元気がないときは湯上げをすると良い
- 近年は濃い鮮やかな色のアスチルベも増えている
メインにはなりにくいお花ですが、メインを引き立てるのには非常に長けたお花です。
もちろん切り分けて小さく飾るのもおすすめですよ。
ぜひ花屋でアスチルベを見つけたら、飾ってみてくださいね。