花の定期便hanemeku(ハナメク)の花材「アルストロメリア」のご紹介
学名 | Alstromeria |
分類 | アルストロメリア科アルストロメリア属 |
和名 | 百合水仙・夢百合草・インカノユリ |
別名 | ユリズイセン・インカノユリ・ペルビアンリリー・ユメユリソウ・インカリリー |
原産地 | 南アメリカ・チリ・ブラジル・ペルー・アルゼンチンな |
出回り時期 | 通年だが出回り量が多いのは3~5月 |
旬の時期(開花時期) | 5月~7月 |
花の色 | 白・ピンク・黄・オレンジ・紫・グリーン・赤・茶 |
花のサイズ | 花径は5~8cmほど |
香り | 良い香り・甘く爽やかな香りがする品種もある |
アルストロメリアとはどんなお花?
アルストロメリアは、どことなくユリに似た雰囲気のお花。
花束やアレンジメントに使用されることが多いので、「お花の名前は知らないけど、見たことがある」という人も多いでしょう。
アルストロメリアの特徴は以下の通り。
- 茎の先端に、1輪から数十輪の花を咲かせる
- 花の色が豊富
- 花びらには、線状の斑点がある
アルストロメリアは、1本の茎にたくさんの花を咲かせるので、ボリュームのあるブーケやアレンジメントを作りたいときなど重宝されます。
アルストロメリアの品種
チリ・ブラジル・ペルー・アルゼンチンなどに50種ほど自生しており、品種改良の結果、現在は100以上もの種類があるといわれています。
アルストロメリアが日本に入ってきたのは、大正時代。
以前は、ヒガンバナ科やユリ科などに属していると考えられていましたが、現在は、アルストロメリア科となっています。
名前 | 特徴 |
---|---|
ペレグリナ | 早稲種・大輪花 |
ハエマンサ | 橙色・小輪花 |
インディアンサマー | 春と秋の2度開花する・オレンジ色と黄色 |
ロックンロール | オレンジスカーレット・大輪の花 |
プルケラ | 赤と緑の混じった色やピンクと黄色 |
ポエム(スポットレス) | 濃いピンク・薄ピンク |
アルストロメリアの飾り方
アルストロメリアは、360度どこからでもお花を見られます。
いろいろな方向に花が付いていると、花瓶にどう生けたら良いか迷ってしまうかもしれません。
アルストロメリアは、正面だけでなく横から見ても、雰囲気の良いお花です。
向きを揃えようとせず、そのまま生けて躍動感あるアルストロメリアを楽しむのもおすすめ。
また、アルストロメリアを少し切り分けて、お花の向きを揃えてみるのも良いでしょう。
茎の長さは短くなりますが、アルストロメリアの方向を揃えた飾り方ができます。
日持ちする期間はどのくらい?
アルストロメリアの平均的な日持ちは、5日~2週間程度です。
丈夫で、水揚げも良いことから、環境の良い状態に飾ると、開花して1ヵ月以上も日持ちする種類もあります。
長持ちさせるには?管理方法の注意点
アルストロメリアの特徴は、花持ちが良く、茎も腐りにくいところです。
本来は毎日お水を取り換えて欲しいところですが、できない日がたまにあっても、元気にお花を咲かせてくれます。
長持ちさせるために、アルストロメリアの花が咲いたら、「やく」を取り除きましょう。
「やく」は、おしべの中の花粉を作るところです。
花粉が作られることにより、お花の持ちが悪くなります。
その原因である「やく」を取り除くことで、お花の持ちに繋がるのです。
他のお花との合わせ方
アルストロメリアは、色幅が広いので、色の異なるアルストロメリアを何種類か組み合わせると華やかな花束が作れます。
また、アルストロメリアと他のお花と一緒に、アレンジメントやブーケにしても良いでしょう。
以下に、アルストロメリアと相性の良いお花を紹介します。
- カーネーション
- ガーベラ
- バラ
- トルコギキョウ
- カラー
アルストロメリアとバラを合わせる場合は、一般的な大きさのバラだけでなく、小ぶりのミニバラと組み合わせると、かわいらしい花束になります。
まとめ
この記事では、アルストロメリアの基本情報や飾り方、長持ちさせるコツなどについて紹介しました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- アルストロメリアは、ユリに似た雰囲気のお花で、ブーケやアレンジメントに使用されることが多い
- アルストロメリアは、比較的丈夫で長持ちしやすいお花
- 白・ピンク・黄・オレンジ・紫・グリーン・赤・茶など色幅が豊富
アルストロメリアは、360度さまざまな方向を向いて咲くお花です。
そのまま生けたり、他のお花と組み合わせたりして、アルストロメリアを楽しんでくださいね。